腎不全治療中の食事…ピザ、食べたくなりますよね

腎臓には体内の水分調節をしたり、老廃物の排泄をする機能がありますが、病気で血液を濾過する役割を持つ糸球体が詰まってしまうと腎臓の機能が落ちて、老廃物を十分に排泄することが出来なくなります。
このような状態(腎臓の働きが正常の30%以下に低下した状態)を腎不全と言います。腎不全になると体内に不必要なもの、体にとって有害なものが体内に溜まって健康を害することになります。
また、一度慢性腎不全になると、腎機能は回復不可能になりますので予防が大切です。

治療中は食事制限がつきもの

残念ながら腎不全になってしまった場合は、根気よく治療に取り組むことになります。
腎不全が進行すると体内の老廃物を排泄する機能が衰えますので、尿素窒素、クレアチニン、リン、カリウム等の尿毒症性物質が溜まり、息切れがして疲れやすくなったり、食欲が低下する等の症状がみられるようになります。
さらに高血圧、高カリウム血症、貧血などの尿毒症症状を引き起こすようになり、放置すると最悪の場合死に至るケースもあります。
そのため、根気よく治療に取り組む必要があります。尿毒症を治療する方法は、血液透析、連続携行式腹膜透析(CAPD)、腎移植がありますので、ご自身の症状や治療環境によって適した治療方法を医師と相談しながら選択します。
また治療中は食事についても多少の制限を設ける必要があり一番大切なのが塩分コントロールです。
腎不全になると塩分の排出機能が低下しますので塩分を取り続けると体内に蓄積し高血圧になってしまいます。
高血圧は腎不全をさらに悪化させるためとりすぎないようにコントロールする必要があります。

ピザの誘惑に勝つには

とはいえ、食べることが好きな方には食事制限はとても辛く苦しいものです。
とくにピザやハンバーガーなど、手軽に食べられるファーストフード店の誘惑ほど大きいものはありません。
塩分も多く、腎不全でなくても体にあまりいいとは言えない食べ物ほど、魅力的に思えるものです。
しかし治療中は誘惑に負けて食べてしまうわけにはいきません。
ピザやハンバーガーの誘惑に勝つために、気を紛らわすために色々と試してみることをおすすめ致します。
例えば、散歩に出かけてみる。
日の光を浴びて少し体を動かすことはそれだけで体や脳に良い効果がありますし、ストレスの軽減にもなります。
食べたいのに食べられないというイライラやストレスもきっと紛れると思います。
色々と試してもダメな場合は、最後の手段としてひと口だけ食べるという手もあります。
ほんの少しだけ食べて欲求を満たすことでストレスも軽減します。
ただ、ひと口以上食べないようにする強い意志か、代わりに食べてくれる誰かが必要だと思います。